
2019年10月3日(木) 黒鯛稚魚放流が予定通り行われました。 放流募金に協力して頂いた多くの釣り人、協賛協力頂いた釣り会、メーカー、メディア、渡船店、釣具店の皆様ありがとうございました。 またクロダイ稚魚を栽培して頂いた神奈川県栽培魚業協会様。今回の放流に五千尾の寄贈を頂き感謝申し上げます。ありがとうございました。この場を借りて御礼申し上げます。
台風18号が日本海を北上する予報で開催出来るか心配したが予報が一日遅れるようで強風は翌日の金曜日との事で予定通りの開催となった。 当日は7時30分黒鯛稚魚を積んだ神奈川県栽培漁業協会様手配の大型トラックが金沢八景、村本海事に無事到着。小窓から見える黒鯛の赤ちゃん、第一印象は「今年は大きい」 そして皆元気それはそれは可愛らしい姿です。例年五百円玉程の小さい稚魚もけっこういたが今回の稚魚は平均8cmぐらいあり大きいのは10cm近くある稚魚も 程無くして横浜の山本釣舟店様が到着しました。

横浜からは黒鱗会、黒寿々会、黒落会、の方々も参加して頂き野島メンバ-も含め皆でバケツリレ-開始です。 皆手馴れたもので15分程で予定数を積み込み地元横浜へ向け出港して行きました。 続いて野島放流分を地元野島カイズクラブのメンバ-を主体とした面々で村本海事様の船に積み込み防波堤周りに放流です。













その後トラックは浦賀港に向かい出発、浦賀港では久里浜の丸清丸、横須賀BFCを主体とするボランティアメンバ-が積み込み等を手伝い 久里浜の東電周辺に放流して頂きました。 いつも目の色を変えながら釣っている黒鯛なのですがこの時ばからは「釣られるなよ」と心でつぶやいてしまうのは不思議です。



9時15分野島橋に金沢小学校の一年生が全員小さなバケツを持って到着、今年の1年生は3クラス71名です。 赤組、白組二組に分かれてもらい一組は事前に用意していた「黒鯛成魚3尾」、今回放流する「稚魚」、そしてどういうものを食べているのかがわかるカニや貝などの「エサ」を、 それぞれ大きな桶に入れて地元の魚・釣文化に自分の手で触れていただきます。 おっかなびっくり触る子や、平気で触れる子。どの子もみんな目を輝かせて、とてもかわいい笑顔を見せていただきました。



もう一組は持参したバケツに一人一尾づつ稚魚を入れてもらいスタッフの安全監視のもとで放流をしていきます。放流した魚を目で追う子、バイバイと手を振る子、どの子もとってもかわいいですね。


今回の放流を通して、生命の尊さ、生き物や海への思いやり、地元の環境のすばらしさ等を学んで頂けたら幸いです。 稚魚も、子どもたちも、無事に大きくなって幸せになっていただきたい。 稚魚放流後、10cm未満の赤ちゃん黒鯛が釣れたらそっと放してやってください。 数年後には我々を熱くする立派な黒鯛に成長することでしょう。 協賛、協力をいただいた皆様に感謝し心より御礼申し上げます。 ありがとうございました。
2019年度黒鯛稚魚放流数 11500尾 累計放流数 250600尾
今回放流場所及び放流数 横浜 3000尾 野島 5500尾 久里浜 3000尾
Report by [ 佐藤 達夫 ]