
東京湾黒鯛研究会が主催する【第11回 黒鯛稚魚放流チャリティー大会】が、9月15日に木更津堤防にて開催されました。 本来なら7月7日に開催する予定でしたが、悪天候により中止と判断しました。 その後、当会役員と船宿様との調整の上、9月15日に開催する運びとなりました。 しかし、令和元年9月9日未明に千葉県に上陸した非常に強い台風15号の被害は、木更津市をはじめ千葉県に甚大なる被害もたらしたことは記憶に新しく、大会を開催する木更津堤防を拠点に活動する東京湾黒鯛釣り友の会(以下、東京黒友会)の 山下会長や郡副会長をはじめとして、東京黒友会会員の方々が復興のために既に動き出した。 と言うことを知り、当会としまても被災された方々の生活再建の一助として、当会主催の『第11回 黒鯛稚魚放流チャリティー大会』において 、大会参加者からの義援金を受け付けました。 その義援金総額が107,519円になり、この義援金の一部より木更津市で早急に必要としている合成樹脂製シート(ブルーシート)を、30枚 (1枚の大きさ: 3.6 m× 5.4m )を、当会会長と東京黒友会の越川様より木更津市危機管理課、地曵様と日比谷様に引き渡しました。 また義援金 56,327円を木更津市の財政課へご寄付させて頂きました。 多大なるご寄付を頂戴できたことは、ひとえに大会に参加された黒鯛師の助け合う心。 即席ではありますが、私共の活動をご理解して頂いたことと身にあまる光栄存じます。 誠にありがとうございました。



さて大会の報告です。 この大会の前の黒鯛工房主催のヘチ釣り選手権が台風による安全確保困難のため中止の決断がされたなか、大会を開催するか否か悩みましたが、開催予定日の天候も問題ないようで渡船店さんからも「是非大会を開催し被災地を盛り上げてほしい」と後押し して頂き、開催をする事と決定致しました。 延期した日程が3連休の中日でもあることと、台風被害を考慮したのか今年の参加者は91名と、昨年の123名より少なくはなってしまいましたが、この91名の参加者と、東京湾内で活躍する黒鯛釣りクラブ様からの稚魚放流資金15万円もの稚魚放流資金を頂戴することになりました。


こちらの稚魚放流資金につきましては、来年度の放流資金として活用させて頂く事も合わせてご報告させていただきます。 本当にありがとうございました。
大会は午前6時スタ-ト11時納竿の5時間勝負です。 渡堤直後のモーニングは予想以上に少なく、各堤防担当からの連絡がありません。 7時を過ぎた頃から、各堤防からの釣果情報が入ってきます。 この時点で釣果はあるので一安心です。 海の状況は、やはり台風による浮遊ゴミが多いところもあるような状況でしたが、潮の高い時間では各堤防に釣果が出ていて、その後2枚釣果者が3名いるとの情報もありましたが、30cmに満たない小型の黒鯛もそれなりに釣れている情報もありました。




11時の競技終了時間が近づくにつれ、アタリの数も減ってきたようで11:00で競技終了となりました。 さて集計です。 2枚の釣果者が5名と、総全長で勝負となりました結果、東京黒鯛神所属の西藤和弘様が、総全長82.5cmで優勝 準優勝に総全長77.6cmの高橋裕様。 第3位に当会所属の天沼寛司氏が77.5cmと、0.1cm差でした このチャリティー大会も、今年からAwardの予選大会になり、優勝の西藤様が枚数の部で。 長寸の部では、52.0cmの魚を釣り上げたTEAM HONMOKU ANGLERSの黒田将様がAwardの権利を獲得しました。 なんと西藤様は夫婦でのAward参加となり、ご婦人様は6月に開催された落とし込みバトルの長寸の部で獲得しており、Award史上初の(?)夫婦参加決定です。 関東パワーを...夫婦での上位入賞を期待しております。



大会結果 (敬称略)
優勝 西藤 和弘 2枚 82.5cm
準優勝 高橋 裕 2枚 77.6cm
第3位 天沼 寛司 2枚 77.5cm
第4位 中島 朋幸 2枚 70.9cm
第5位 上野 憲吾 2枚 63.2cm
第6位 黒田 将 1枚 52.0cm
第7位 山田 邦彦 1枚 47.0cm
第8位 神崎 猛 1枚 46.7cm
第9位 岩室 彰男 1枚 42.5cm
第10位 二瓶 直樹 1枚 38.2cm
第11位 深澤 昌史 1枚 37.8cm
第12位 増沢 賢 1枚 37.7cm
第13位 大森 収 1枚 36.5cm
第14位 矢内 充 1枚 35.5cm
第15位 飯島 雪雄 1枚 35.3cm
第16位 神田 秀樹 1枚 35.0cm
第17位 狩野 誠司 1枚 34.0cm
第18位 石原 慎一 1枚 33.2cm
第19位 廣瀬 健夫 1枚 32.5cm